GUIDE
ファイル翻訳の使い方
最初はエディターの「サンプルで試す」から始められます。実際のファイルは必ず元のコピーを残しておいてください。
1. ファイルを開く
UTF-8のファイルを選ぶか、エディターへドラッグ&ドロップします。最大10 MBです。本文を貼り付ける場合は、CSV・TSV・INI・propertiesの形式を先に指定します。
| 形式 | 翻訳する箇所 | 保持する箇所 |
|---|---|---|
| JSON | 文字列の値 | キー・数値・真偽値・構造 |
| XML | タグ内の本文・CDATA | タグ・属性・コメント。混在要素などの対象外本文 |
| CSV / TSV | 指定した列のセル | 指定外の列・ヘッダー・行構成 |
| INI | キーの右側の値 | セクション名・キー・コメント |
| properties | キーに対応する値 | キー・コメント・エスケープ形式 |
CSV・TSVは「読み込みオプション」で列番号を指定します。たとえば id,text,description の文章列だけを訳す場合は 2,3 を指定し、「先頭行はヘッダー」を有効にします。
翻訳対象かどうかはファイル構造に基づく判定です。値の意味までは判断しません。JSONのID文字列やINIの設定値など、文章として訳すべきでない値は翻訳しないでください。対象外のXMLがある場合はエディターに説明が表示されます。
2. 作業する文章を絞る
文章検索や入力状態のほか、キー・タグ/パスの「含む」「除外」を指定できます。複数の条件はカンマで区切り、「適用・更新」を押します。除外が優先です。チェックは翻訳やメモリ適用の対象を選ぶもので、書き出しの除外指定ではありません。
3. Google翻訳で訳す
- 最初からChromeで編集画面を開きます。
- 対象の文章にチェックを付け、「テストページを作成」を押します。現在のページ内の最大50件が対象です。
- 「テストページを開く」で同じChrome・同じプロファイルの新しいタブを開きます。
- 余白を右クリックし、Chromeのページ翻訳を実行します。Chrome側でも希望する翻訳先言語を選びます。
- 翻訳が終わったら「翻訳後の表示を記録」を押します。
- 元の編集画面に戻り、「テスト結果を取り込む」を押します。
ページ翻訳時には本文がGoogleへ送信されます。この機能はGoogle公式の翻訳APIとの連携ではなく、Chromeのページ翻訳結果を取り込む試験機能です。Google翻訳サイトのURL入力では使えません。
テストページの有効期間は1時間です。別のブラウザー・プロファイル・端末では、URLをコピーしても本文を参照できません。本文が見つからない場合は、元の編集画面で作り直してください。
{name} や %s、タグ・URL・改行は保護します。保護文字が欠落・重複した結果は取り込みません。ICUの複数形・条件分岐などは手入力で編集してください。Chromeで翻訳できないときも、原文のコピーボタンと訳文の貼り付けボタンを使えます。
AIチャットに翻訳を依頼する
- 方式を「AIチャット用コンテキスト」に切り替え、翻訳元・翻訳先を選びます。
- 用途や口調を補足し、対象項目にチェックを付けて「依頼文を作成」を押します。現在のページの最大50件・依頼文10万文字までです。「未入力の訳文だけ」の設定も反映します。
- 依頼文をコピーしてChatGPTなどへ送ります。本文・参考用のキー名・用語集が含まれるので、送信前に確認してください。
- 返答のJSON全体を貼り付け、「番号を照合して取り込む」を押します。
番号は元ファイルの項目に対応します。返答の順番が変わっても対応付けます。変数・タグ・URL・改行・一般的なエスケープは保護記号へ置き換え、取り込み時に復元します。項目番号が対応しない返答は取り込みません。保護記号に問題があっても復元できる記号を戻して訳文欄に反映し、「要確認」と理由を表示します。原文と見比べて手動で修正してください。作成後に手入力した訳文は保持します。独自の制御構文すべてを判別するものではないため、書き出す前に確認してください。ICUの条件分岐は対象外です。
依頼を作り直すと、前の返答は取り込めなくなります。依頼と返答はこのタブだけに保持され、閉じると失われます。送信先のAIの文字数制限に達した場合は、選択項目を減らしてください。
4. 用語集と翻訳メモリを使う
「用語集・翻訳メモリ」を開きます。用語集には、たとえば Star Harbor → 星の港 のような用語を登録します。Googleテストページを新しく作成するときに適用され、AIチャットの依頼文にも指定訳語として含めます。翻訳メモリは原文が完全一致する場合だけ使います。
保存は言語の組み合わせごとです。「自動判定」と「英語」も別扱いです。保存先は現在のサイト・ブラウザー・プロファイルに限られます。CSVでバックアップしておけば別の端末へ移せます。同じブラウザーの別タブで保存が競合したら、保存データを再読み込みしてください。
5. 訳文を確認して書き出す
「書き出す」で警告とプレビューを確認し、ダウンロードします。入力済みの訳文は、チェックやフィルターに関係なく全件反映されます。未入力の項目は原文が残ります。元ファイルを自動で上書きすることはありません。
下書きはタブを閉じると失われます。途中でやめるときも書き出してください。次回は元ファイルを開き、「翻訳済みファイルを取り込む」で続きを編集できます。
データを消す・困ったとき
「用語集・翻訳メモリ」内の「このサイトの保存データを削除」で、全言語の用語集・メモリ・テストページを削除できます。必要なCSVを先に保存してください。現在の編集下書きやダウンロード済みファイルは削除されません。
初回は約14 MBの解析機能を読み込みます。読み込みに失敗したときは接続を確認して再読み込みしてください。保存領域が使えない場合は、サイトデータの設定やプライベートモードを確認してください。Shift_JISなどのファイルは、原本を保管したうえでUTF-8へ変換してから開きます。
OpenAI・NanoGPTのAPIで翻訳する
- 翻訳方式を「API翻訳」にし、サービスを選びます。
- ご自身のAPIキーとモデルID、出力上限を入力します。OpenAIはResponses API、NanoGPTはChat Completionsに対応した文章生成モデルを指定してください。
- 翻訳元・翻訳先を選び、対象項目にチェックを付けます。用途や口調の補足も入力できます。
- 送信先・対象件数を確認し、「選択項目をAPIで翻訳(有料)」を押します。番号と保護記号を照合した訳文が一覧に入ります。
現在のページの最大50件が対象です。用語集とブラウザーの優先言語による依頼文を使います。返答が途中で切れた場合は対象を減らすか、出力上限を調整してください。上限を増やすと費用が増える場合があり、モデルごとの制限もあります。APIキーと依頼文・訳文は中継サーバーを通りますが、アプリのDB・ログには保存しません。キーは入力欄の消去、サービス切り替え、ページ離脱で消えます。
API利用料はご自身のアカウントに発生します。中止やタイムアウトでも課金される場合があります。自動再送はしないので、再実行する前にサービス側の利用状況を確認してください。接続仕様:OpenAI公式資料 / NanoGPT公式資料。